銀行の始まり!銀行は詐欺から始まった!
銀行は詐欺から始まった
私たちが絶対的な信用をしてる銀行の始まりですが、詐欺から始まったというのが面白いですね♪
では、早速見ていきましょう。
中世末期になって、金などの貴金属を媒介とする貨幣経済に大きな転換がもたらされます。それは「銀行」の登場しました。
銀行業が始まったのは、13世紀ごろのイタリアだといわれています。
銀行を英語で「バンク(Bank)」といいますが、これはイタリアの両替商が使っていた「バンコ
(Banco)」と呼ばれる両替台が語源だとされています。
現在のような形態の銀行が誕生したのは、中世末期、1世紀ごろのヨーロッパにおいてでした。
この当時、ヨーロッパでは貿易などの拡大によって商業取引が盛んになり、決済に使われていた金を大量に保有する人たちが出てきました。
大量の金を手元に置いておくと、泥棒に狙われて危ない。そこで、預けることにしました。その預け先というのが、「ゴールドスミス」と呼ばれる人たち。
金を加工して、金貨を造る金細工商でした。
彼らは、金をしまっておくための頑丈な金庫を持っていたのです。
ゴールドスミスは、お客さんから金を預かった際に、預かり証を発行しました。
この預かり証は本来、クロークに上着を預けたときにもらうチケットや、パーキングのチケットと、なんら変わりないはずです。
ところが、ここから意外なことが起こります。
重たい金を持ち運ぶのは不便なので、人々がゴールドスミスの預かり証を金の代わりに取引の決済に用い始めたのです。
そして、ゴールドスミスたちはある事実に気づきます。それは、預かり証を持ってきて「金をくれ」という人がほとんどいない、ということでした。
というのも、決済で預かり証を受け取った人も、金を自分の手元に置くのが不安なので、そのままゴ-ルドスミスに預けておくからです。
預けに来る人ばかりで、受け取りに来る人が少ない。
金は金庫の中に眠ったまま……。
それならば、自分たちが実際に保有する金の総額以上の預かり書を発行しても、問題にならない。
預かり証を持った人々が一斉に窓口に来て金を取り戻そうとさえしなければ、どれだけ架空の預かり証を出しても、ばれないというわけです。
彼らはこれを利用して、預かり証を大量発行し、人に貸して利子を取り始めました。
これはハッキリいって、詐敷行為です。
もし、個人が同じことをやったら、完全に詐欺です。
でも、現代の銀行がやっていることも、原理はこれといっしょです。
このように、 預かりを保証する金よりも預かり証の量のほうが多くなるのが、「信用創造」です。
銀行業というのは、そもそも信用創造という考え方による、合法的な詐欺行為をなりわいとしているのです。
このゴールドスミスのやり方をまねて、やがてヨーロッパ全土に同業者が現れ、それぞれ独自の預かり証、つまり紙幣を発行するようになります。
そうなると、これまでのように国家がお金の発行権をコントロールできなくなっていきます。
時の権力者であった君主たちは、自らの権力が脅かされるわけですから、「お前ら、何をやっているんだ?」と口を出します。
ところが、銀行家に「こんなにおいしい商売はないですよ」といわれて、「なんだ、じゃあ、俺にも参入させろ」ということになるのです。
実は丸め込まれているだけで、自らの権力を奪われるとも知
らずに。
そして、国が必要とするお金を税収だけで賄えないと、銀行家から借りるようになります。銀行家は、国家にお金を貸し付けることで、権力を自らの手に引き寄せていったのです。
1694年、のちにイギリスの中央銀行となる、イングランド銀行が設立されました。
イングランド銀行は、王国政府への資金調達をする銀行として、1268人の株主が出資し、設立されています。
元々はあくまでも民間の大銀行の一つだったのです。
そのイングランド銀行が、1844年に制定されたピール条例によって、中央銀行としてイギリスにおける通貨発行権を独占することになります。
他の銀行は、紙幣を発行してはいけないことになったのです。
その後、イングランド銀行は第二次世界大戦後に国有化されますが、それまでずっと政府から独立した機関でした。
一国の通貨を発行する権利が、政府ではなく、政府から独立した民間銀行の手に握られている。
考えてみれば、おかしな話です。この銀行は、自分たちの権限で、いくらでもお金を刷ることができる。
いわば、何もないところから無限に利益を生み出すことができるのです。
自分たちで勝手に刷ったお金を外国に持って行き、そのお金で資源を買ってくれば、 ボロ儲けができます。
実際にイギリスは、植民地化したインドでこれをやりました。「東インド会社」です
最初からおかしなことだらけなのですが、この中央銀行が通貨発行権を管理するという形がほかの国にも広まっていき、世界の金融システムの根幹を成していきます。
君は一万円札を破れるか?お金の洗脳を解くと収入が倍増する 苫米地英人さん著の本の中で興味深いなと感じた一部を紹介させて頂きました。
興味を持たれた方は実際に本を手に取って下さいね。